HURRAY

日本らしさ全開、2点差守れず

スポーツ

初のベスト8進出をかけてベルギーと対戦した日本代表は、後半49分、カウンターからナセル・シャドリ(ウエストブロミッチ)の決勝弾を浴びて逆転負けした。不可解な監督解任劇にも象徴される組織の不透明さや共通の敵に対する団結力など、西野監督が就任時に語った「日本らしさ」を出しきったワールドカップであった。予選リーグ突破に全力をかけ、決勝トーナメントでもスター軍団のベルギーに互角に戦う姿は、欧州で日常を過ごす個々の成長した選手の姿そのものだったが、2点をリードしたにもかかわらず最後の最後にそのリードを守りきれなかったのもまた「日本らしさ」だった。

帰国した彼らを「感動ありがとう」とワイドショーが特集すれば「日本らしさ」は更に増すだろうが、ロシアの地で輝いた個の力が異国の地で更に強固なものになることを祈るばかりである。世界レベルまであと一歩のところまで牽引したのは、皮肉にも解任されたハリル元監督の代名詞ともいえるデュエルだった。