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地政学リスクの後退、米国の長期金利上昇とドル高の行方は?

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米国債市場では24日に10年金利が3%の大台に乗せており、ドル円相場もこれに素直に追随するようなドル高円安の動きとなっている。原油価格の上昇を受けた物価先高観、これに伴うFRB(米国連邦準備制度理事会)の利上げへの期待、もとよりある米債の増発懸念などが要因として指摘されている。

そして、北朝鮮に関係する地政学リスクが後退したいま、再び注目すべきは、世界経済のファンダメンタルズであり、世界で最も多様かつ多額の資金が集まる米国債市場である。昨年から続いている米国のイールドカーブのフラット化(長短金利差が縮小する)の傾向が今年に入ってからもさほど変わっていないことを鑑みれば、先行きについては米国経済の失速に伴う正常化路線の頓挫、結果としての米国金利低下やこれに付随するドル安(円高)に備えておくのが適切といえよう。